米国NASAのホームページに時々大地と空が織りなす絶景を映像として掲載する事があります。今回紹介するのはこちら。
2019年10月17日
日本語プログラミング言語「なでしこ」を使ってみる(2) - データの型と変数の宣言
最初から少し堅い話しで始まります。プログラミング言語の教科書ではデータの型と変数の宣言の話しから始まりますので、今回は「なでしこ」のデータの型と変数の宣言についてです。
数字は全角でも半角でも同じ扱いです。 「 」は全角でも環境文字でも同じ扱いで、 " と ` は半角が必須。 「 」は前後が全角・環境文字で異なっていても良いようです。
コメントの為の記号は全角・半角は同じように扱われます。最後の行(7行目)の数字は、文字列の扱いになっています。
変数宣言は、『(変数)とは、(型)。』の形式です。(型)は文字列、整数、数値、配列、ハッシュの5種ですが、変数に特定の値(数値、文字列など)を設定するなど簡単な場合には宣言をする必要はありません。『(変数)は、(特定の値)』により、初期値を設定できます。次の例では「リンゴの単価」・「購入数」・「表示テキスト1」などが変数の名前になります(こちら)。
整数や数値には単位を付けて分かり易く記述する事ができますが、処理上はコメントと同じ扱いになります(多くの単位が使えますが、どのような単位でも良い訳ではありません)。また、数値には万や百万といった位取りを指定できます。
ここで注意するのは、結果表示の1行目と2行目です。プログラムは基本的に上から下に流れます。ソースコード:
6 表示テキスト1は、「リンゴ5個購入値段は{甲}円」
を実行する時は甲が変数と認識できていないので、表示テキスト1には埋め込まれた変数はないものとされ、行10で変数 甲 に値があっても、行13の表示では影響を及ぼしません(プログラミング言語によっては、表示する時点で変数の値が設定できていれば良い場合もある)。一方、表示テキスト2に対応する乙は行5で変数として宣言しているので、その時点の値として 0 を値として保持します。
行11で変数乙は値を再設定しますが、行14の表示テキスト2の値を変更する事はありません。
ここまで「表示」を説明なしに使ってきましたが、ここで簡単な説明をします。
日本語は英語などと違って、処理対象を先に書いて動詞を後に表記します。また英語などでは単語を空白で区切りますが、日本語にはそのような規則はないので、「なでしこ」では助詞を使います。
「おはよう」を表示
のように助詞”を”使いますが、”表示”命令で使える助詞は”を”又は”と”に限られます。
感情を込めて・・・、
「?」だけ表示
とすると文法エラーになります。
(型)の内で配列、ハッシュは別途の項目で投稿します。プログラムの流れの話しが出たので、次回からフロー制御を使ってみます。
ラベル:なでしこ 日本語プログラミング言語