こちらの記事によると、
すばる望遠鏡などを使った観測で
土星に新たな衛星を20個も発見したそうです。これで土星の衛星の数は 82 となりました。
驚いたのは、発見した衛星の軌道が
こちら。
同じ様な軌道面でも周回方向が逆というのもあります。
土星の衛星の分類として8つあり(こちら)、新発見の衛星は
イヌイット群(Inuit group)、
北欧群(Norse group)と
ガリア群(Gallic group)に入ります(ガリア群に入るとされる衛星は不確定)。
木星の最も大きな衛星は
水星(Mercury)より大きい「
タイタン(Titan)」で、2番目が「
レア(Rhea)」です。しかし、殆どは小さく、今回発見した衛星の大きさは5㎞程度だそうです。19世紀までは9個だけの識別でした。近年は探査衛星による発見もあり増えていますが、地上で観測する望遠鏡の高性能化も大きいといえます。土星と地球の距離は、平均公転半径の差を使うとして接近している好条件の場合でも 12億7700万kmあり、5㎞の衛星を認識できるというのは、(宇宙空間での話しと条件は異なりますが)100㎞先の1mm以下のものの存在を確認できるレベルです。
何しろ、土星付近で土星探査機「
カッシーニ(Cassini–Huygens)」が撮った地球の映像が
こちらの様になります(拡大画像の中央右)。
【改訂】 2021年02月15日 21:45 画像URLの修正
posted by 鎌倉太郎 at 12:00| 神奈川 ☁|
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日記-惑星探査
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