2016年12月11日
ファイル・フォルダー名の一括変更(4) - bkrename(4)
アプリ「bkrename」について、これまではフォルダ内のファイルについて一括して変更しました。今回はフォルダ内のファイルを選択的に変更します。
変更するファイルがあるフォルダを指定したこちらに対して行います。
前回の操作を使って固定パターンを作成しておきます(こちら)。
「選択行」にチェックを入れておきます。
「bkrename」では条件式などで指定したファイルだけを一括して変更できません。変更指示にある「対象」は、選択した1行だけが対象になります。「元ファイル名」領域上でマウス・クリックしてファイル選択した上で、パターンツールバー上のアイコン(今回の場合はカメラマーク)をクリックします。2番目のファイルを選択し、カメラアイコンをクリックした所がこちら。
ファイル選択の位置は1つ進んでいますが、単にカメラアイコンをクリックしても3番目のファイルへの処理になりません。「新ファイル」領域の反転表示を消した上で(この操作の為に、「新ファイル名」領域でファイル選択するのが良い)、実際に3番目のファイルを選択してカメラアイコンのクリックをする必要があります(これは改善して欲しい項目です!)。ファイルの選択とカメラアイコンを繰り返しクリックした結果がこちら。
ファイルが少ない場合はクリック選択できますが、複数のページに跨って選択するファイルがある場合には、予めファイルにマークで選択をして、スキップしながら変換操作していく事ができます。ファイルにマークを付け易いように、メニュー「表示」→「マーク」でチェックするバーを表示しておきます(こちら)。
マーク用バー上でクリックして複数のファイルを選択し、メニュー「検索」→「次のマーク行」(F2で行うのが実用的)により位置付けてカメラアイコンのクリックで変換します(こちら)。
但し、マークを使う場合も続く上下で連続したファイル選択している場合は、表示で選択しているファイルに対する操作では注意が必要です。
衛星に燃料補給するロボット衛星のミッション
こちらの記事によると、米国NASAはスペースシステムズ/ロラール(Space Systems/Loral、SSL)社と契約し、地球軌道上の人工衛星に燃料を補給するミッション(Restore-L Mission)を推進します。
- NASA just commissioned a spacecraft that can refuel satellites already in orbit - The Verge【2016/12/06】
NASA(実施はSSL社)が目指すのは、こちらのコンセプト図で示す、2本のアームを持つロボット衛星です。現在の人工衛星は軌道修正などに使う燃料を消費すると使えなくなってしまいますが、燃料を補給する事で長期に亘る稼働を可能にします。
Restore-Lの衛星は2020年打上げを目標としていて、1999年に打ち上げた人工衛星「ランドサット7号(Landsat-7)」に対してミッションの確認をします。Restore-Lの衛星は自立的に対象衛星とランデブーしてアームでキャッチ、燃料補給します。利用効果が確認できれば、衛星寿命を延長できて衛星コストの低減ができるでしょうし、将来的に軌道上での組み立て作業や衛星再配置にも使える事になり、利用範囲も拡大できます。宇宙空間でも実用的なロボットが活躍する時代になります。
全体管理はNASAが行いますが、SSL社はミッションの推進運営まで実施します。1億2,700万ドル(約143億円)のプロジェクトです。