スペースX(SpaceX)社のファルコン9が、艀へ第1段ロケットの回収に再び成功


スペースX(SpaceX)社のファルコン9(Falcon 9 Ver1.1 Full Thrust)が、洋上でほぼ一定位置を保つ艀へ第1段ロケットの回収に5月6日再び成功しました。衛星の分離にも成功しています。打ち上げと着陸の映像がこちら


着陸時の映像は8分50秒ぐらいから、衛星分離は6分30秒ぐらいです。今回は夜間着陸で映像としては殆どありませんが、ポイントは打上げ対象の衛星(宇宙船)が目標とする軌道高度でした。1回目(こちらを参照)は国際宇宙ステーション(ISS。高度約400㎞)へ物資供給の宇宙船を打ち上げる事でしたが、今回は放送衛星「JCSAT-14」を静止トランスファ軌道(Geostationary transfer orbit、GTO。遠地点赤道上の高度が約36,000 km、近地点高度約500 km、こちら)に乗せる必要があります。「対地同期軌道(Geosynchronous orbit)」と表現する記事もあり、調べながら勉強になります・・・



第1段ロケット部分は高度65㎞ぐらいまで到達していますが、第1回目の成功時と殆ど変わりません。追加の課題として何があったのか分かりませんが、少なくとも1段ロケットについては回収ケースを増やした事になります(後は実績の積み上げで改良する事と、2段目と宇宙船の回収、それにファルコンヘビーで3機を全て回収する段階へ。アニメーションがこちらこちら)。



所で打上げの価格はこちらで明示、ファルコン9で65億円~71億円です(注目は、"Destination"に"Payload to Mars"!)。日本で計画中のH3ロケットは(条件は異なりますが)50億円を目標としています。




第1段目の回収で再利用できるようになれば、ロケットの費用の約3/4が節約できる可能性があるというので、H3ロケット打上げ費用の目標をもっと低くしなければならなくなりますネ。


ファルコン9は「マーリン1D」(旧版のマーリン1Cで海面推力:616kN)というロケットエンジンを9基束ねて使っています。H-IIAロケットはロケットエンジン「LE-7A」を1基(真空中推力:1,074 kN。HⅡBは2基)です。

ファルコン9のロケットエンジンは低開発費と大量生産による低コスト化を図り、多くのエンジンをコントロールするソフト的な面に重点を置いているようです。高度な技術を使わない分信頼性は高いでしょうし、9基の内1つが故障しても打上げへの影響を低減できる可能性が高い(実際に1基の故障があっても、打上げ成功例あり)。第2段ロケットも大きさを小さくしただけとして製造経費を削減しています。

ファルコンヘビーはファルコン9を3本束ねているというのも(2本はブースター?)、低コスト化を徹底している裏付けにもなります。

その上にロケットの回収・再利用というストーリーが続く・・・日本の場合には衛星・宇宙船の打上げ事業ではなく、ロケット開発事業になっているような気がします。


 
posted by 鎌倉太郎 at 14:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

出雲地方の旅行写真でスライドショー作成


出雲地方の旅行関連で投稿(こちらを参照)に使った写真を、動画編集・スライドショー作成サービス「キゾア(Kizoa)」を使ってスライドショーにまとめました(こちら)。


「キゾア(Kizoa)」についてはこちらで体験を投稿しています。


 
ラベル:キゾア Kizoa
posted by 鎌倉太郎 at 09:00| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 体験利用 | 更新情報をチェックする