ギズモード・ジャパンのこちらの記事によると、英国ニュースメディアSky Newsの取材として、テロリスト「ISIL」が自爆テロ用リモート運転車(Driverless Car Bomb)を開発しています(こちら)。
しかも人の体温を模擬するマネキンまで準備しようとしています。
自動車の自動運転技術は非常にホットな話題ですが、このような事に使われるのは非常に遺憾です。しかし、これまでも言われて来ましたが、技術の高度化は社会の発展に非常に寄与した(している)と共に、多数の人に同時に被害を与える事が可能になりました。
原子力関連技術(核兵器)、化学関連技術(毒ガス)、生物・細菌関連技術(生物兵器)、情報関連技術(ウィルスソフトなど)などに加えて、(自動車に限らない・・・)自動運転(GPS、AI 、センサー技術及び通信技術も含む)もその仲間に入れられる事になりました。
技術開発は重要ですが、社会インフラに関わりそうになった段階で、社会コンセンサスとして技術チェックがなされるべき時代に既になっていると思います(先端医療では不十分ながら既に実施)。また、これら先端技術がどこまでオープンであって良いかも評価されるべきですし、最悪な結果として実現してしまったものを、一般社会の中で(問題の無いものを認識できる仕組みを含め)チェック・排除できる社会的仕組みも重要になっていると思います。
良い事と悪い事のグレーゾーンが幅広いケースの判断を求められる訳で、ある人が(第二次世界大戦の)戦後70年にしてこれまでの世界秩序の仕組みが崩れつつあると言っていましたが、技術管理の仕組みも再構築を考える段階になったのではないでしょうか。